カードローンと生活保護の関係

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最低限度の生活費を保障してくれる生活保護。もちろん誰でも給付できる制度ではなく、障害があって働くことができない、精神疾患などで一時的に働くことができないなどの理由が必要です。

生活保護制度、受給の開始などの権限は地域の福祉事務所が持っているので、地域ごとに審査の厳しさが違ったり、職員の対応が違ったりとまちまち。

 

日本に住むすべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を送れるための制度としながらも、各自治体には予算もあるので、簡単に給付を受けられるものではありません。

 

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生活保護を受ける前にあがくのが一般的

生活保護制度の面白いところは、仕事がなくても、お金がなくても資産があれば、資産を売りさばいてから、もう1回来てくださいと言うところ。

 

仕事がなくても銀行に10万円入っていれば使い切ってから来てくださいというところ。

 

例えば、先祖代々の土地を持っていて(最近はあまりいないのかも)土地や家屋が自分名義なら受給は×とされることも多いのです。

 

はじめから生活保護を最終目的として生活している人は少なく、生活保護を受ける前に精一杯努力している人が大半です。仕事をしていればカードローンを利用してしのぐ人も多いですし、借金漬けになっていることも少なくありません。

 

生活保護の問題:借金があると受給できない?

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【出典:健康で文化的な最低限度の生活】

上記のマンガはドラマにもなった作品で原作はマンガですが、生活保護受給者を懸命に応援する福祉事務所の話です。実際の生活保護者の話を聞くと『そんなに優しい人いないよ』ということ。担当者の当たり外れはどうしてもあるようです。

 

生活保護とカードローンは密接な関係があります。生活保護から抜け出すのは至難の業で、何代にもわたって生活保護を受給し続ける家族は意外と多いようです。

 

生活保護費は最低限度の生活費に不足している部分を足してくれる制度なので、アルバイトなどで給与収入を得れば、バイト代の収入は生活保護費から差し引かれます。ただし、全額引かれるわけではなく、イメージ的には半分という感じだそうです。

 

何もしなければ満額もらえる生活保護費も働いたらもらえる金額が減るということで積極的に働かない人もいるのだそう。

 

また、どうしてもお金がないので、高校以上の学歴を取得することが難しく、収入が得られないという問題もあるようです。そうなると、少額でも働いても苦労は報われず、カードローンを利用するパターンが王道化しているようなのです。

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お金をもらえる制度が勤労意欲を奪うこともある?

多くの生活保護受給者は高齢者だったり、一時的に働けず国が補助している世帯です。ただし、中には不正受給もあり、これが生活保護が悪く思われる原因にもなっています。

 

そして、短時間の労働しかできない場合は、トータルの給付金が下がることもあり、勤労意欲を奪う現状にもなっているのです。

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