なんとなく人気のソーシャルレンディング 完全放置で年間利回り10%超は本当か?
投資に興味はありますか?
銀行の普通口座にお金を眠らせていても金利は0.0001%。まるで嫌がらせのような金利です。日本の銀行の融資は担保至上主義なので、住宅ローンや不動産関連のローンは通りやすいですが、彼らはリスクを怖がって積極的に融資(審査)をしません。
担保を取らないと融資しないのは、まるで質屋と同じですが、日本の銀行の限界です。このような事情から日本ではカネ余りとなっていて政策金利は上がる気配もなければ、「銀行口座にお金を眠らせておいて、お金持ち!!」こんなことは起こらないでしょうね。
ちなみに銀行の預金で毎年1万円もらおうとすると現金がいくら必要になるかわかりますか?12億円以上です。
【参考:銀行の定期預金の不都合な真実を知っていますか?手数料で徐々に目減り】
私は積極的に投資を行う方なので知っていますが、3%以上の利回りがある投資はリスクがあります。ここでいうリスクとは元金が保証されないということです。
一般的な投資だと株式やFXで、リスクを極力排除したものが投資信託と言えますが、投資信託の平均的な年間利回りは1%~5%、だいたい3%も取れれば良いかな?という感じです。
投資信託は証券会社や銀行が積極的に販売
ただ、投資信託って年金のイメージが強くありませんか?10年以上積み立ててコツコツ運用、250万円が320万円になってた!ラッキー!!こんなイメージです。運用はファンドマネージャーが行うので、基本放置。私たちは管理画面から運用成績を確認することと、年に1度郵送さえる残高確認表的なもので運用成績を確認するだけ。こんな感じです。
投資信託のリスクは?本当にオススメなのか現役銀行員が解説
新しい投資??ソーシャルレンディング
鳴り物入りで投資業界に入ってきたソーシャルレンディング。要は一般投資家から少しずつお金を集めて、ソーシャルレンディング業者が貸付などで融資して、満期になったら投資家とリターンは山分けというイメージの投資です。
お金を貸さない銀行はもういらない!!とか、投資家と企業が直接触れ有れる投資とも言われました。
本当は、一番おいしいのがリターンで、平均すると利回りが5%、良いものだと10%を超えるような商品が続々誕生してきました。
WBSにも取り上げられ、投資信託と株の間のリスクの投資という触れ込みで市場は賑わいました。
私も漏れることなく、年間利回り12%のファンドを2本買いました。2019年頃。勘の良い方はわかると思いますが、すでに満期を迎えました。果たして約束どおりの利回りで配当されてのでしょうか?それとも、そんなに甘くないか?
結果は期待値をはるかに下回る1.9%!しかも1本遅延!!
銀行口座に預けておいたと考えると信じられない利回りですが、はじめに12%のつもりだったので、アレ?という感じです。(詳しくは上記の記事をご覧ください)
確かに世界はコロナ禍、ウイルスとの闘いですが、ソシャレンは高金利で外国に貸付しているので、なんとでもなるでしょう?というのが私の見解です。
株価や指数を追って投資しているわけではなく、リアルビジネスとして金利規制のない国に高利貸しをしているわけです。失望したというのが私の感想です。
しかし投資初心者にはおすすめです。自分で株を買ったり通貨を買ったりする必要もありませんし、元本割れのリスクはあるものの、投資信託のような年金ぽいでもないですし、投資の入り口としてはありかな?という感じもします。
個人的な見解が強く出てしまいましたが、今回の配当では元金割れがあったわけではないので、良しとします。